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11.09.30【104/730】怒る

今日、ソロモンに来て初めてプッツンしそうになりました。

その前に我が家のことを少し。うちは隊員ドミと同じ敷地内にあります。隊員ドミは二階建ての家の二階にあり、一階はソロモン人の管理人が住んでいるのですが、居候の親戚が10人以上います。

その親戚たちは我が家の周りを自由に徘徊します。そして、我が家のレインタンクも自由に使います。ただ、大した量でないのと、家の周りの草刈りをしてくれていたので、それは今まで黙認してきました。

しかし、です。事の起こりは帰宅して見つけたレインタンクのありえない状況。本来下を向いているはずの蛇口が天を指してる。そして、その周りから水が漏れている。朝は普通の状態だったのに。

事情を聴きに管理人の家に行くと、管理人とセキュリティ代表の若者がいろいろと説明してくる。「マムが水を取りに行ったら、水が漏れていた。誰かが無理やり回したみたいだ。それを聞いて接着剤で直してみた…など」

いやね、「誰かが壊した」の「誰か」は、あなたの家のだれか以外ににありえないわけですよ。というかそれを認めないと、管理人=セキュリティとしての存在意義を自ら否定することになるわけで。
でも彼らは決して謝らないんですね。

一応、名誉のために管理人さんはJICAの雑務もやっており、普段もお世話になっているとても良い人です。だから彼に対してあまり強く言いたくない。壊したのは身内とはいえ別の誰かだろうし。

ただ、ここはちゃんと言っておかないと先を考えても宜しくない。ということで淡々と詰めていく。そして、いつまでにどうするのかを相手に言わせる。その結果、明日来るように修理業者を手配して
、スペアのドラムを用意してもらい、しばらくレインタンクは共有にしないことを決めました。とりあえずはそれで納得。

怒ることはあまり好きじゃありません。怒ったところで物事は進まないし、怒った自分も相手も嫌な気分になることが多いから。でも言うことは言わなきゃいけないし、事の重大さは分かってもらわなきゃいけない。

うん、怒り方って難しいですね。

11.09.26【99/730】断水

今日で断水して3日が経過。これまでで最長記録。レインタンクにはたっぷりあるからなくなることはないけど、やっぱり水道が出ないのは不便です。洗い物を全くする気が起きない…

こんなこと言ってると、水道のない隊員から「甘い!」と言われてしまいそう。まして、村落開発普及員という村にいるはずのヤツが首都の暮らしに文句つけているという有様。たるんでいます。

でも、人間あるはずのモノがないとやっぱり不満・不便を感じてしまうんですね。きっと水道が元々ない所なら、そんなことも感じないのでしょう。でも、あるのに出ない。フラストレーションです。

まあそんな状況で(一応)開発の現場にいる身として思うことは、援助の先にはこの人間のあくなき欲望が眠ってるんじゃないかっていうことです。つまり、終わりのない迷路のようなものなのかと。

そもそも途上国とか先進国とかいうけど、その境界ってどこ?と思うわけです。よく一日2ドル以下で暮らす人の割合が…とかいうけど、じゃあそれが改善されたら、急に明日から先進国になるのか。

今までただでもらえていたもの(=援助)を放棄して、自分の足で立とうとすることは想像以上に難しい気がしています。そして、今の枠組みがある限りその連らにも終わりがないんじゃないかとも。

こっちでは日本って豊かな国、良い国って言われるけど、10人に一人が鬱になって、年間三万人が自殺して、満員電車に毎日詰め込まれる国を本当に羨ましいって思えるのかな。

そんなことを悶々と考えながら、一向に出てこない水道との睨めっこは続きます。

11.09.17【90/730】ソロモンのリフォーム

二週間ぶりの我が家。管理人さんが留守中に工事をすると言っていたので、預かってもらっていた鍵をもらって中へ入ると、ライトとファンとスイッチが新しくなっている…んだけど、幾つか気になる点が。

①天井の蓋が全開で放置
→動かしたら元のところへ戻しましょう。

②部屋中にネジやら導線が散乱
→自分で散らかしたものは自分で片付けましょう。

③コップと懐中電灯が消える
→使うのは良いけど、ちゃんと返してください。いや、その前に勝手に使わないでください。

④今まで分かれていた家の中と外の電気のスイッチが統合
→これはさすがに困る!セキュリティライトだけつけておけない!これは後日直してもらうことに。

結果として今まで使えなかった廊下の電気と部屋中のコンセントが復活していたので、総合的にみるとリフォームは成功?だったのかもしれない、とプラスに考えてみました。

どんどん満足の基準が下がっています。

11.09.08【81/730】若者のすべて

お昼休み、買い物へ出たところで、一台の車に呼び止められた。中を覗くと、そこには昨日知り合った学生のJudahとその仲間がいた。「夜に遊びに行っていい?」と聞かれたので、「うん」と軽く返事をしてその場は分かれた。

そして夕方、一人バーでビールを飲んでるとセキュリティの人から、「君の友達らしい人が来てるぞ」と言われる。正直全然覚えてなく、言われるがまま門へ向かうと、そこに酔っぱらった彼らが「おばー」と叫びながら立っていた。

内心、「あちゃー」と思っていたのだが、引き下がる感じもなかったので、一緒に中で飲むことに。「今日は俺が出すよ~」なんて言われ、日本でいう未成年にお酒を奢られる自分。ちょっと微妙な心境になりつつ、飲んで話をした。

Judahは18歳でForm6の学生。今年の12月の試験に受かれば、Form7に進学し、大学への道が開ける。そんな彼も今は木材の仕事をし、酒とたばこと女の子に無我夢中といった様子で、「大丈夫かな?」と思う所がなかったわけではない。

下ネタと女の子の話に目を輝かす。洋楽がかかると、歌詞をちゃんと覚えていて歌いだす。fuckとかshitとか汚い言葉をたくさん使っている。そして、何度も「俺はアメリカか日本に絶対行ってやるんだ。」と漏らす。

そんな姿を見ていたら、ふと自分の高校時代のことを思い出した。もちろん酒もたばこもしてないし、女の子にも縁がなかった(涙)けど、背伸びをして、カッコいいものに憧れている姿に、どこか共感をしてしまった自分がいた。

多分、人間ってそこまで変わらないんだと、こっちにきて心から思えるようになってきた気がする。初めは、日本人だからという思いがあったけど、○○人ていう括りにそんなに意味がないように思えてきたのだ。

何人であろうと、会い対せば一人の「ヒト」なわけで、そこに「○○人」というラベルを張ってみたところで、見える景色は変わらない。むしろ、そのラベルが邪魔をしてその人の姿をちゃんと見れなくなっちゃうんじゃなかろうか。

とりわけ日本は愛国心とか国家の品格とか言って、国という括りを大事にしてる気がする。確かに故郷、ホームを大事にすることは大切だし、それが自分のアイデンティティの一部であることは否定できない。

でも、それが人と接するときにどれほどの意味を持つのか。自分にとっての国という枠組みの重みが相手にそのまま当てはまるわけではないと考えていないと、その人自身をみれなくなってしまう気がする。

どこから来たって、どこに住んでたって、どんな血を引いてたって、同じ人間。それ以上でも以下でもない。きっとそれが全てなんだ。

11.09.07【80/730】Mundaの一日

今日は3日間過ごしたGizoを発ち、Mundaという町へ移動。飛行機にのること30分。というか飛行機に30分だけ乗ったのってはじめて。あっという間の空の旅。窓の下には小さな島々が無数にあって、海は青と緑の中間の色をしてる。

滑走路はやっぱりただの野原。そして横にあるのはターミナルとは言い難いほったて小屋。Mundaの町はとても小さい。数件の商店と銀行、そしてTelekomがあるだけ。5分もあれば中心地の端から端まで歩けてしまう。

ウェスタン州農業省のMundaオフィスにて担当者と顔合わせ。そして、ここからボートでRendovaという島へ行く…はずだったのが何と燃料費が手元にないという事態。結局、Rendova行は諦めて、今日はMundaに泊まることに。

同僚のウガンダンと一緒に海沿いのAgnes Lodgeというところへ。東南アジアの安宿級の部屋が400ソロモンドル。日本円で4,800円。高い。スタッフが夕食のオーダーを取りに来る。一番安いスパゲティが120ドル。仕方なくオーダー。

19時過ぎ、食事の用意ができたとスタッフに呼ばれて奥のバーへ。そこでソロモン初の生ビールを発見。しかも、缶より安くて量も多い!迷わずそれをオーダー。久々の生ビールはやっぱりうまい。

ビールに機嫌よくなってるとスパゲティが運ばれてくる。ブヨブヨ麺にボソボソのミートソース。きっとMundaで食べられる最高のスパゲティがこれなんだと、自分に言い聞かせながらたいらげる。

食事が終わって、部屋で一人音楽を聴きながら本を読む。外から時々、やかましい音楽とソロモン人の叫び声が聞こえてくる。今日はそんなに気にならない。要は自分の心次第。気にするかしないかの問題。

いつしか夜も深まっていって、電気をつけたまま本を枕に寝ている自分に気づく。でもそれが逆の心地よい。うとうととしながら、どんどんと夜は更けていく。そんな出張先での一夜。
プロフィール

OBA

Author:OBA
2011年6月より2年間、青年海外協力隊としてソロモン諸島で活動しています。

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